(お子さんと一緒に施術を受けていただけます。他の方が気になる時は13時から15時の完全予約のお時間をご指定下さい。)
お母さんのおなかの中にいるときから鍼灸の治療は始められます。
女性の一生のなかで、産前産後の母子、生理痛、不妊症、更年期障害、自律神経失調、老年期と体の不調に合わせて鍼灸でサポートをしていきたいと考えております。
女性は一家の大黒柱であります。女性の元気が家庭を元気に保つ秘訣であります。
中でも生理痛やPMS・子宮内膜症・更年期障害のご相談が多く寄せられます。
先日も、10年来、生理の時に薬を服薬されていた20歳の女性が、鍼灸を始めるようになられてから薬を飲まなくてもよくなった、また生理前の不安・過食・不眠から解放されたとの報告をいただきました。
別の30代女性からは、無排卵で過ごしてきたが、施術をはじめてから定期的に生理が来るようになったとのことでした。
月経にまつわることは女性にとってとても大切なことです。ご自身だけで悩まず、相談をしてくださいね。
働く女性・育児や介護をされている女性・日々に一生懸命な女性・社会を支えてこられた女性・すべての女性を応援していきたいと思っています。また、県内で活躍されている女性鍼灸師や一緒に学んで各地で臨床にあたられていらっしゃる先生方と情報を共有し、研修を重ね、皆さんに提供できるよう活動しております。地域の中で東洋医学やお灸などのお話もさせていただきます。いつでもお声掛けください。
子宮の内膜は粘膜で、血流が必要なところです。
冷えやストレス、自律神経の失調などにより子宮内の血流が悪くなることで、子宮内の粘膜は繊維化します。毎回の月経時に、本来であれば体の外に出ていく粘膜が紫宮に張り付いて剥がれずに残ります。また、逆流すれば体内のいたるところに付着することもあります。
また月経痛がある方は鎮痛剤を服用している方がとても多くみられます。月経痛は血流が悪い状態を改善しようとして血管が拡張するときにでる物質のためにおこります。(血流のよい状態では月経痛はおこりません。)鎮痛剤は痛みを止めてくれますが、血管を拡張しないようにして痛みを止めます。血管が自分の力で回復する機会を奪ってしまいます。
子宮内の血流をよくして骨盤内から下肢の状態が温かく改善されることで、温かい血液が循環して子宮内の状態を良好にしてくれるという治癒力をひきだすお手伝いをさせていただいております。また、治療に加えてセルフケアをできるようにお伝えしています。
頭痛
●頭痛については特に多くの方がかかえていらっしゃいますので、分かりやすい文章をいんようさせていただきました。頭痛は鍼灸や東洋医学の得意とする症状の一つです。悩まずに、ぜひご相談くださいね
引用:『この薬、こどもに使ってはいけません!』 NPO医薬ビジランスセンター 浜六郎著 ジャパンマニシニスト社
気が張って緊張しているときは、体内からアドレナリンとステロイドが極限まで出ています。その間、皮膚や胃腸など体の各所では、必要な部位に血液を供給するために、血管が収縮しています。これが短時間でリズミカルな虚血(血管の収縮)であれば、少し休息し、一晩寝れば修復します。しかし、虚血状態が続いて全身に強い傷ができていると(外傷ではないので気づきにくい。)、一晩の休息では修復できない場合があります。
皮膚にできた傷は、かゆみや発疹をともなう皮膚炎となってあらわれます。腸の傷では下痢になり、頭に傷ができると頭痛という状態になると、私は考えています。
なぜ偏頭痛がおこるの?
頭痛を感じる部分は脳を覆っている硬膜と皮膚の血管の周囲にある、痛みの神経「三叉神経」です。三叉神経が刺激されると頭痛が生じるのですね。刺激には物理的刺激、科学的刺激もありますが、なんといっても炎症反応による刺激が最も重要です。また、三叉神経が刺激されると、逆にその領域に炎症反応が生じます。
三叉神経が分布する血管の周辺には、炎症反応と関係の深いマスト細胞がたくさんあります。マスト細胞はやや大き目な細胞なので「肥満細胞」ともいい、ぜんそくやアレルギー性の病気の際にその起こり方の説明によく登場するものですが、アレルギーだけでなく、損傷した細胞の修復に必須の細胞です、アドレナリンやセロトニンで抑制され、アセチルコリンの活性化し、ヒスタミンなど炎症反応に必要な物質をふくんだ顆粒を放出するものです。
緊張のあとにおこる反動
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
危機やストレス状態では、交感神経が優位になり、傷の修復よりも問題解決に集中しています。この時、炎症反応を起こすマスト細胞の働きは、体内からでるアドレナリンとセロトニンという物質の影響でおさえられています。しかし、ストレスがひと段落したときにはその影響か低下して、副交感神経が優位になるとともに、今までアドレナリンの影響でおさえられていたマスト細胞が活動を始め、持続するストレス状態でできたからだの傷を治すための炎症を起こします。
この現象が、硬膜や側頭動脈の周辺でおこると片頭痛になります。
薬剤よりもリラックスを
頭痛に用いられる薬剤は、アセトアミノフェンを除けば、すべて血管を収縮させます。非ステロイド性抗炎症剤は、血管を拡張させるプロスタグランジンの合成を阻害して血管を収縮させます。連用していて中止すると血管が拡張し、炎症が起きて頭痛が生じます。
片頭痛の薬剤は、古くからあるものも、比較的新しいものも血管収縮作用が非常に強く、小児にはもともと使えません。15歳以上や、大人でも連用は禁じられています。これは服用回数が多くなると、血管が収縮して心臓をはじめ全身が虚血状態に陥り傷つき、様々な障害を招くからです。
薬剤を使うなら少量のアセトアミノフェンを一次的に使うだけとし、充分に睡眠をとり、戸外で過ごす時間をとってからだを充分に動かすなどで防止しましょう。